「サンジさんはやっぱり砂漠は苦手なんですか?」
アルバスタに向かう途中、みんなが暑さにやられてる。のどの渇きが半端ではない。汗さえ蒸発する中、ひとりビビは平気そうだった。 「やっぱりって?」 よっぽどへばって見えるのかとビビを見る。 「サンジさんは海のコックさんだから、砂漠は似合わないな、って思って」 そう言うビビの笑顔が寂しそうに見えるのは気のせいではないだろう。 「いーえ、ビビちゃんがいれば例え火の中水の中、どこでも平気ですよ」 そういうとビビを抱き寄せる。
「それにここはビビちゃんの国だからね」
サンジがそう言うと、ビビは一瞬ビックリした顔をしたが最高の笑顔をサンジに返す。
「ありがとう、サンジさん」
その笑顔の為なら国を救うぐらいたやすいこと
だから 笑顔のままで
オレに微笑んで