闘遊224 「未来」の始まり!

『千年の扉を開け、襲いくる闇に立ち向かえ!!
力よ!!魂よ!!歯をくいしばれ!!』



 太陽神ラーの攻撃を魂で受け止めた闇遊戯。
 気を失う前に思ったのは
『これが相棒でなくてよかった・・・
 相棒もこうしただろう。しかし闇のゲームに相棒の魂はけがせない!!』

 入れ替わったvs城之内戦の時に、闇遊戯は遊戯に深い睡眠をかけた。夢も見ないほどの深い眠り。それはこんな時のためだった。
 いつも、いつもいつも友の為に命を投げ出せる力。
 しかし遊戯は考えたことがあるだろうか?そうされて生き残ったもののことを。遊戯を失ってしまった後悔と何もできなかった悔しさを背負って生きていかなければ行けないということを。

 自分の存在がどれほど大事か考えたことはないのだろうか?

 気を失って闇遊戯は遊戯のココロの部屋の扉にもたれかかる。
 かすかに感じる遊戯の気配。しかし動く気配はない。
「すまない、相棒。お前の体を傷つけてしまった」
 デュエルによる精神的疲労に闇マリクの魂の攻撃に、気を抜けば眠ってしまいそうだが、早く目覚めなくてはいけない。
「相棒、行って来るぜ」
 痛む体を無理に起こし、立ち上がった闇遊戯は遊戯のココロの部屋の扉にキスをひとつ。
「オレもまだまだだな・・・」
 苦笑してして意識を浮上させていく。

 まだまだ闘いは続く。それはほんの一瞬の戦士の休息・・・・・


『』はジャンプ扉コピー。

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